教室にノートパソコンとプロジェクターを持ち込んでの授業、というのを初体験。ま、単にちょっとビデオを見せただけなんだけど、授業のなかでパソコンを使ったというだけでも、とりあえず自分のなかでは前進ということにしておこっと。なにせいまだにパワーポイントといふものを一度も開いたことがないくらいのPCリテラシーの低さなんですから。

1979-1983 Volume 1 Rather Ripped

Bauhausは、総体の帰りに利府のブックオフにて750円。昔ちょっと聞いたときには全然わからなかったけど、今回はすんなり入れたかんじ。カッコいい。Sonic Youthは、4人組に戻っての新作ということだけど、結成25年のベテランとは思えない若々しい印象で非常に清々しく聴ける。これも非常にカッコいい。

石垣りん詩集
高校総体明けの今週はなんだか不調。授業もいまいちテンション上がらず、淡々と進めてしまった。テストも近いが生徒たちは大丈夫かしら。
ちなみに現代文の授業では石垣りんの「崖」を読んでいたが、りんさんの詩のことばはシンプルでありながらやはり非常に深く鋭い。エッセイもそうだけど、ユーモアを湛えつつ、生活の根底にふれるような力を感じさせる。

Riot City Blues ヘアピンサーカス(オリジナル・サウンドトラック)

水無月のスタートはこの2枚。プライマルの新作は、カントリーやブルーズの要素も含みつつ、軽やかに疾走するロックンロールな印象で、とてもよい。菊池雅章のほうは1972年に発表された映画のサントラで、「ジャズと映像の衝突」というコンセプトでつくられたらしい。キーボード2台とドラム2台を配しての演奏は、電化マイルスの影響が色濃く出ているけど、ちょうど『In A Silent Way』と『Bitches Brew』の間にあるようなサウンドで非常にクールでカッコいい。

おわり/はじまり

昨日から明日にかけて高校総体が行われているのだけど、わたしが顧問を務める部は残念ながら2回戦敗退という結果に終わった。決勝進出が確実な強豪と当たってしまったとはいえ、一日目で終わってしまったのはやはり切ない。彼女たちなりにがんばったとは思うけど、やっぱ勝負の世界はきびしいね。でも、ここがまた新たなはじまりでもあるのも確か。すでに先のことを見据えた動きがはじまっている。サンチマンタリスムにとらわれてばかりもいられない。

五月はしんどい

恍惚の昭和元禄

連休後半からほぼ毎日フル稼働で走り続けております。新人ゆえの要領の悪さがしんどさの主たる原因と思われるのだが、いかんせん同期がいないので、比較対照して自分の達成度を測定するということができず、ただ闇雲に転がり続けているようなかんじです。ごろんごろん。ともあれ、学校というところは毎日いろんなことが起こるなぁと思いつつ、ここのところはずっと自転車操業で『羅生門』を読み続けているのであります。
ちなみに、数年来、捜し求めていた佐藤允彦サウンドブレーカーズ『恍惚の昭和元禄』を、同志のご好意もあり、念願かなって落手しました。“amalgamation”という副題(?)そのままに、フリージャズ/ジャズロック的な演奏とさまざまなテープコラージュとが融合・攪拌されて、じつにユニークでクールなサウンド。期待に違わぬカッコよさでした。

Nazz

トッド・ラングレンを中心に結成されたNazzが1968年にリリースしたファースト・アルバム。紙ジャケで再発されていたので買ってみた。恥ずかしながらトッド・ラングレンってちゃんと聴いたことがないんだけど、彼の手になる楽曲がほとんどを占めるこのアルバムも、さすがに卓越したポップセンスを感じさせる完成度の高い内容となっている。美しいハーモニーを聴かせるところもあれば、トッドの骨太なファズ・ギターがうなりを上げるハードな側面もあり、アレンジも録音もしっかりと練り上げられた、聴き所の多いアルバムだと思う。愛聴。