最近聴いていたCD

Zuckerzeit Killing Time sim
Cluster『Zuckerzeit』(左)は最近紙ジャケ再発が出てようやく買えました。Cのクラスターになってからは3枚目、はじめてリズムボックスを導入した1974年のアルバム。やわらかく軽やかな電子音のうねりに心地よくひきこまれます。これ、もしかすると、クラスターのアルバムの中で一番好きかも。
Massacre『Killing Time』(中)はアマゾンにも在庫がないみたいなので某氏から借りました。Fred Frith(g)+Bill Raswell(b)+Fred Maher(dr) のトリオによる1981年のアルバムは、高速度で回転していく解体的なアンサンブルの見事さに悶絶。めちゃくちゃカッコいい。
こちらもトリオ、大島輝之(g)+大谷能生(electronics)+植村昌弘(dr)によるsimのデビュー作『sim』(右)は2005年の作。飛び交うアブストラクトな電子音と切れ味鋭い生ドラムによって組み立てられる演奏は、不思議に乾いたリリシズムを湛えていて、爽やかな印象。グルーヴィでもあるし、音のたたずまいがカッコいいな。