エーゲ・バミヤージ(紙ジャケット仕様)
CAN『Ege Bamyasi』を爆音でかけたりなどしつつ、採点のアルバイトをしていた。今回は高2生対象の模擬試験の採点なのだけど、いつものことながら高校生諸君はほんとに古典が苦手だね。ま、「古典が得意な高校生」という存在のほうがそもそもレアだろう、ってのは言わずもがなのことなのだろうけれども。
しかし、『Ege Bamyasi』は大きな音で聴くとさらにカッコいいなぁ。というか、CANはそもそもが大音量で演奏するバンドで、大音量で聴かれるべき音楽だったりするのかもしれない。いずれにしても、この自由自在、融通無碍に飛び回るしなやかな音楽は、身体全体でうけとめることで、また一段と魅力が増すように感じられたということ。
思えば、自分も最近はずいぶんパソコンにつないだイヤフォンで音楽を聴いたりすることが多くなっているけど、やっぱり音楽は単に「耳で聴く」というだけでなく、「身体で聴く」というのが大きいんだなぁ、とあらためて思う今日この頃。