学会準備のお手伝いのために片平キャンパスに行ってきた。

片平キャンパスは古い建物がけっこう残っていて、仙台では貴重な近代建築の宝庫として知られているんだけど、今回はじめてそのなかのひとつに入った。長いこと東北大の学生をしてるけど、ここの建物に入る機会というのはいままでなかったので、わりと貴重な機会だったと思う。
多元物質科学研究所素材工学研究棟、とかいうところに入ったんだけど、ほんとに歴史を感じさせる趣のある建物だった。昼間でもあまり光が差し込まない暗い廊下の、自分の靴音だけが深く響きわたるような静謐な空気は、いかにも「昔ながらの大学」というイメージに自分の中ではふさわしく思えた。母胎のイメージでとらえたりするのはありがちなかんじだと思うけど、いずれにせよ、ふしぎに心落ち着く空間のように思えたのはわたしだけだろうか。
まー、実際にそこですごしている人にとってはどうなのかわからないけど、いまどきこういう建物はやっぱり貴重だろうなぁとは思ったりする。いろいろ問題はあるかと思うけど、建物としては残ってほしいような気がしないでもない。
↓適当に参考リンク。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/3569/sozai2.gif
http://katahira.org/tsusin/5-sato5.htm
http://www.digitalwalk.org/katahira/katahira.htm
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ちなみに、学会というのは↓これ。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcla/katsudo/katsudo1.html
日本比較文学会という学会の全国大会。明日の午後のシンポジウムがおもしろそう。