HMVロフト店にて、ジャケに惹かれて手にとってみたら、Solid Recordsというレーベルから出た国内盤(もともとはsundazedから出たもの)で、帯に「解説:伊藤秀世」と書いてあったので、思わず購入。

1967年にリリースされたガールズ・ソフト・サイケ・ガレージ、幻の名盤が遂にCD化! オルガン、フルートにファズ・ギター、けだるいコーラスが幻想的に飛び交うアシッドな世界。(帯より)

Straight or Lame
解説によると、ローズマリー・バトラーという人を中心とした4人組の「オール・ガール・バンド」とのこと。このバトラーさんという人は、後に「アメリカでも屈指の売れっ子バッキング・ヴォーカリストと持て囃されるに至」る人らしく、ディランやジェイムズ・テイラースプリングスティーンホイットニー・ヒューストンなど、数多くの大物アーティストと仕事をしているらしい。
概ね帯にあるとおりの内容なんだけど、楽曲も演奏もしっかりしているし、とてもよくできた上質のポップ・サイケと言っていいと思う。ゆらめきたゆたうようなメランコリックな世界についついひきこまれる。